2021.06.16 #AKIKO TOHARA

ママとしての復帰戦!(関東選手権)レースレポート

総合記録 1:12:20<スイム 0:11:46, バイク 0:38:53, ラン 0:21:41>

7位

こんにちは!

先日、神奈川県横須賀市の日産追浜工場にて開催された関東選手権にエリカさん、コイケンコーチと一緒に出場しました。

約1年半ぶりの久々のレース!そして産後4か月のママとして復帰戦でした。(感染対策により無観客レースだったので、残念ながら息子は旦那と家でお留守番でした。)

妊娠中は悪阻で死にかけ、大会もないので、運動はウォーキングのみ。トレーニングは出産後からにしたので、体力、筋力だけでなく心肺機能も衰え、まさに0からのリスタートになってしまいました。(別途、産後のトレーニング再開過程についてのコラムを書こうと思っているのでお楽しみに♪)

しかし、とにかくレース復帰が待ち遠しく、パフォーマンスが整わないことは承知の上で、むしろレースに申し込むことで気合を入れるぞ!と勢いよくエントリー。(レースの日が近付くにつれて少し後悔しましたが・・・笑)

レース前に考えていた目標は、高望みしすぎて自滅せずに、少しでも良い所を発揮すること。

スイム:集団に入ってスイムを終えること
バイク:少しでも順位をあげること、前に追いつくこと
ラン:ペースを崩さず維持すること

を目指しました。

そして、ロングのレースとは違い、スプリントはレース中の一瞬の判断やトランジションのミスでレース展開が大きく変わることがあるので、事前に基本的な動作確認と念入りなイメージトレーニングをして挑みました。

 

スイム 0:11:46  11位

スタート前は久しぶりの緊張感あふれる空気にドキドキわくわくしつつ、CANNIBALのカラフルなトライスーツで気合は十分!

コロナによる感染対策によりスイム試泳時間はなしで、選手全員が入水した後一列に浮かび、一斉にスタートする形式だった。本来ならばスイム試泳で波の状態や泳ぎを確認しながら身体を慣らしておきたいところだが、陸上で念入りにウォーミングアップをした。特にショート・スプリントのレースはスタート直後から一気にダッシュ状態になるので一度しっかり心拍数を上げて、身体が驚かないようにすることがとても重要になる。

レースがスタート!

先頭集団についていけないことは想定済みなので、第2集団の後ろにつけると嬉しいな・・・と思ってウカウカしていると一瞬で最後尾になってしまった。まずい!と焦ったが、目の前の選手たちは混雑状態でペースが上がっていなかった。落ち着いて自分の泳ぎをしながら数人交わして順位をあげていった。泳力がまだまだ足りないので、人の後ろについて流れを利用しながらスピードを維持する作戦であったが、ついつい調子に乗って集団の前に出た。前を確認すると、かなり前の方に大きめな集団(エリカさんのいる先頭集団)と、ちょっと前に数名がいることが分かった。ちょっと前にいる数人に追いつきたかったが、徐々に離され始めたので、調子に乗って前を泳ぐべきじゃなかったな、と後悔。

結果的には集団でスイムアップしてトランジションへ行くことができたので一安心。

 

バイク 0:38:53 7位

前との差を少しでも埋めたい!と意気込んでバイクスタート!

前にいる集団のスピードがあがる前こそ差を縮めるチャンスだと思い、前半は頑張って漕ぐ作戦。思ったよりも調子が良くて一緒にスイムアップした集団から一人で抜け出すことが出来た。その後も8kmくらいで2,3名の集団を抜いて、単走を続けた。後ろとの差はかなり開いたように思えたし、前は全く見えず追いつきそうなかったので、後半は頑張りすぎずマイペースに漕いでバイク終了。

ロングのレースで単走には慣れていたので経験値が役に立ったかな!

 

ラン 0:21:41 11位 

後ろとの差はかなりありそうなので、落ち着いてランスタート。

せっかく逃げてきたのだから順位はキープしたい。飛ばしすぎて自滅しないように無理のない範囲で、かつ折り返し点で後ろとの差を確認しながら逃げ切れるペースを探りつつ走った。

1km×5周のコースだったので、2位を走るエリカさんとは周回差がついてしまった。エリカさんに抜かれる時に声を掛け合うことができ、パワーをもらった。

やはりトライアスロンのこういうところが好きだ。

スプリントもIRONMANも、トライアスロンのレース中はとにかく苦しくて、ただただ早くゴールしたい。でも、同じように苦しい思いをしているはずの選手から声をかけてもらうと、何よりもパワーになる。もちろん同じスタートラインに立てばライバルなのだけれど、同じ会場にいるだけで仲間でもあるのだ。

そして、7位でゴール!

久々にゴールゲートを通るときに、ただいま~!という気持ちになった。

今回のレースは、今ある力でできる最善のレースだったと思う。自分でも思ったより上手くまとまってびっくりだ。でも、もちろん満足な結果ではなく、これからがスタートだ。もっと強くなりたい、というこの気持ちを思い出すことができたので本当にレースに出ることができて良かった。

レースを経て、ママになってからのトライアスロンライフがより一層楽しみになったし、これからのトレーニングに対して気合も入りました!コロナの影響で先は読めないけれど、早くスポーツを当たり前に楽しめる世の中に戻りますように。

コロナによる影響で多くの制限があるにも関わらず、感染対策を実施しながら開催して下さり本当にありがとうございました。ご尽力下さった関係者の皆様にお礼申し上げます。これからも応援のほどよろしくお願いします!

読んで下さりありがとうございました。

使用機材★

トライスーツ、サンバイザー:CANNIBAL
ヘルメット:Giro VANQUISH MIPS
ランニングシューズ:HOKA ONE ONE MACH4

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