2019.10.01 #TOHARA

いきいき茨城ゆめ国体 トライアスロン競技レポート

1時間54分41秒(スイム:21分25秒、バイク:58分14秒、ラン:33分45秒)

男子個人 2位

いよいよ茨城国体の開幕!

私の活動のひとつ、茨城県のスポーツ専門員としての最大の任務は、この国体で成績を出すこと。そこまでのプロセスは評価されず、とにかくこのレースで良い成績を出さなくてはならない。
ちなみに戸原のここまでのショートのエリートレースの結果は

・プレ国体 3
・福井国体 20
・関東選手権 10
・アジアカップ村上 DNS(出場資格すら得られず)

以上、とても茨城国体で上位は期待できないような成績を残している。えっへん!

これらのレースでは成績は狙っていなかったものの、対策や調整、モチベーションなしに茨城国体に臨んだ場合は、同じように惨敗するだろうと予想できたので、今大会では上位に入る為に、しっかりと準備をして臨んだ。

自分にとっての朗報は茨城国体にはワールドカップクラスのレースに出場しているショートの選手のエントリーが少ないことだ。また、バイクの強い選手も少なめだと感じたので、スイムが遅れてもある程度は巻き返せるかもしれない。ただし、いずれにしろ自分より実力、実績、経験のあるショートを専門にしている選手が相手なので、厳しい戦いになりそうだ。

そしていよいよレース当日。
デュアスロン(バイクーランーバイクの競技)に変更にならないかな〜・・・IRONMANに変更にならないかな〜・・・と、弱気に願いつつも、当日は予定通りショートディスタンスでの開催が決定する。もうやるしかないのね。

水上のポーンツーン(スタートの飛び込みエリア)の上、茨城県の安松選手の後ろに立ち、スタートを待つ。ドキドキ、ドキドキ。

そしてレースが始まった!!

 

スイム 1500m2周回) 2125

入水後はすぐ近くにいる良い泳力の選手たち、高濱選手や末岡選手の後ろに着くことを目標にするも、いきなり見失う。周り見ながらも慌ただしく泳いでいるうちに、少しポジションを下げてしまったと感じた。300m先の第一ブイあたりでは、既にパック(集団)はやや前方になってしまい、少人数の選手がポツポツいる感じだ。

2周目はほとんど一人旅。一人旅は好きだけど、スイム中は誰かと一緒がいいわね。スイムアップすると先頭と250秒差と聞く。ウム、ちょっとミスった。

トランジットに向かう途中、「後ろに文也いるよ!」と声が聞こえてきて、私の昔のチームメイトがすぐ後ろにいることを把握。だけど待てないよ文也君、バイクは先に行っちゃうぜ。トランジットをこなし、バイクに乗車する。

 

バイク 41.4km6周回) 5814

バイクに乗車すると、ペダルをシューズに固定するための輪ゴムが切れていて、非常にシューズを履きにくく、苦戦してしまった。
どうにかシューズを履いて前を追う。一先ずまとまったグループに入るまではオーバーペースで漕ぐことにする。単独走、あるいは少人数の選手達を抜いていき、漕ぎ続ける。
そうするうちにスイムで一緒に泳ぎたかった高濱選手や末岡選手のグループに追いつく。よし、このグループで前を追おう!と仲間が出来て一安心。ドラクエでもレースでも仲間は大切だ。

1周目を終えて2周目に入り、ローテーションしながら前を追う。しかし先頭を漕いで、振り返ると他の選手は千切れたようで、いなくなってしまった。また一人ぼっちか。
仕方ないので、先ほどと同じようにオーバーペースで前を追う。やや長い追走の後、2周目の後半で前のグループに追いつく。集団の選手は上位を狙える選手達で構成されていて、まだバイクの3分の1程度しか終わってないけど、良い位置まで追い上げることが出来たようだ。しかしかなり体力を使ったようで、足の痙攣が起きる。イテテテ。一先ずこの集団で過ごすとする。

単独追走に比べるとパックは楽なので、先頭集団と距離を縮める為に長めに引きながらも、回復にあてることが出来た。集団内にはバイクをしっかり乗れる選手もいて、途中その選手があげた時に中切れが起きてしまった。こんな平地で中切れするのはローテーション乱れて良くないので、その選手と抜け出そうか考えたけど、労力と得られるタイムを考えてこのまま集団でペースを維持することを選んだ。もう脚痙攣したくないし。

先頭パックとは徐々に詰まり、バイク終了時には50秒まで縮まった。素晴らしい!パックのみんなありがとう!周回ラップで見ると、集団を追いかけている1-2周目が一番早いけど、そのペースで私が最後まで走れるとは思わないし、エネルギーも節約できたので、無理をしないで正解だったと思う。


 

ラン 10km4周回) 3345

安松選手が鬼の勢いでトランジットを抜けていく。整理整頓を心掛けて、ランシューズを備え付けのBOXに無駄に入れてしまったのでちょっと無駄したけど、私も頑張って前を追う。多少疲れはあるものの、自分の力は出せそうな感じだ。第一集団の選手を回収しながら、どんどん順位が上がり気分が良い。ロングのレースだとこんな狭い範囲に選手はいないからね。

2周目に入り、一気に5人くらいのグループの選手を抜く。そのうち何人かは着いてきたので精神的にきついけど、気にしないようにして頑張る。これがもう3周続くと思うとしんどいけど、今日はエネルギー出し切って走るので、気持ち強く持ち頑張るぞ。じわじわ前の選手に追いつき、後ろ着かれて、そのうち離す、を繰り返す。

最後の周回に入るころには先頭の鋤崎選手から20秒、2位の古山選手から5秒差の3位まで上がった。このまま行くと2位まで上がれそうだ。なんて良い1日だ!500m程で2位に上がり、そのまま必死にペースを維持し走る。最後の折り返しでは先頭の鋤崎選手もペースが落ちてきたようで、もしかしたら抜けるかもしれない、という位のタイム差になった。これが人生最後の本気のショートのラスト1キロだ。死ぬ気で頑張れ!と限界ペースで走る。

そしてラスト200mで鋤崎選手を抜く!ああ、これは夢のようだ。いきいき茨城ゆめ国体だもんね。なんて考える余裕もないくらい頑張る。最後のダッシュは私にはできないので、ここで離さなくてはならない。最大限にペースを上げ続け、鋤崎選手とは数メートル差が空いたけれど、ゴールはまだか!もうここをゴールにしちゃおうぜ。ダメ?限界だけど、とにかく走る。

最後のコーナーを曲がったところで後ろを向くと・・・鋤崎選手が凄い勢いで迫ってくる。
「こら、鋤崎!お前は俺の大学時代の後輩だろ!地元の先輩に華をもたせろ!」と願うものの、勝負の世界は非常なもので、鋤崎選手の段違いのスパートに完全に着いていけず、残念ながら、というのは嘘で、正直達成感でいっぱいの2位でフィニッシュ!もうやりきった!!!満足です!

ショートの実績は全くなかったのに、自分を信じてスポーツ専門員に任命し、サポートしてくださった国体対策室の方々や、松丸監督、コーチ、スタッフ陣、茨城県チームには本当に感謝です。本当に最高の1日となりました!

という訳でもうショートはおしまいだ。明日からロングの選手に戻るよ。

皆さんもIRONMANの戸原を応援して下さいね。

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