北欧デンマークで開催された国際トライアスロン連合(ITU)主催のロング世界選手権に出場しました。
私の目標レースはIRONMANで、今まで短い距離の大会に力を入れているITUの大会に出場することは少なかったけれど、今回はJTUが決めたIRONMANプロライセンスの基準を満たすために出場を決めました。トップから10%以内のタイムでのフィニッシュでプロライセンスが承認されるのでそれが目標。今は国内大会回りながら実力高めるのがメインで、世界戦で着順競うレベルに達していないと思っており、世界戦への出場意義は微妙だけれど、プロ資格はここで獲得しておきたい。
スイム 3キロ
流れの弱い川でのスイムスタート。水質は中々の濁り具合で気持ち悪いぞ。バイクコースは平坦で風も強く、単走で走るのはとてもタイムロス。ドラフティング車間守りつつも、パックになって先頭交代しながら進んでいくだろうと予想される。スイムで集団逃すとキツイ展開だろう。
フローティングからのスタートは上手く行き、パックの後ろになんとか潜り込めたけれど、徐々に遅れていき孤立。前はとても大きな集団で、自分の周りにはちらほらと選手がいるだけ。スタート5分で良くない感じ。折り返し前に先頭手段との差を確認するとかなり開いている。スイムアップでの4-5分差を予想していたけれど、もっと悪いのではないか。折り返し後もひとつ前のパックは見えるけれど、200m以上先行していて、バイク序盤飛ばして追い付くのも無理そうだ。結局7分と先頭から大きく離されスイムアップ。
バイク 121キロ
スイムアップタイムが同じくらいの選手を抜いて、1分ほど前に良いペースで漕いでいる選手を確認。合流するため飛ばすか考えたけれど、結局マイペースで走る選択をした。
6月に出場した同じ距離の大会、バラモンキングが良い感じだったので、その時のペース配分を意識して走った。ほとんど選手を見かけない寂しいバイクパート。65キロ程度で先頭とすれ違い、差は11分-12程度でスイムアップからさらに4-5分離されてる。バイク終了時18分程度に抑えたい。しかし、後半60キロは全く足に力が入らなくなり、漕いでもパワーがでなくなる。特に予兆はなかったけれど、ヘロヘロになってしまいサイクリングのようなパワーメーターの数字を見て悲しくなる。結局前半ハーフと後半ハーフで50Wも下がり、平均出力も同じ距離のバラモンキングと比べ20Wも下がってしまった。とにかく最低なバイクパート。大きく遅れトップから10%すら入れなそうだ。
ラン 31キロ
4周回のランで、私が走り始めると先頭が2周目に入ったようで追い抜いてきた。
もう辞めたいレベルのタイム差だけど、ついていければ10%には入れそうだ。とはいえトップのランはとても速い。1周粘ったけれどついていくのは不可能なので、この大会でのプロ資格獲得は諦めることにした。そうなるともう走る意味は分からなく、最低レベルのレースにがっかりしながらゴールまで走り21位でレースを終えた。
低めの目標を設定し、確実にそれは達成できると思っていたけれど、結果的にそれすら逃してしまい非常に情けない。もう一度自分がこの競技で何を達成したいのか考え、それに向かって本気で動いていかないと。世界で戦う・・・口で言うのは誰でも出来るし価値がないから、パフォーマンスを上げてレースの走りを見せて、本気で取り組んでいることを感じてもらえるようにしたい。