10月14日に東京のお台場海浜公園周辺で開催された日本トライアスロン選手権に参加した。
この大会は日本一を決める大会で、毎年多くの観戦者が訪れる。会場も2020年東京オリンピックのコースでもあるお台場海浜公園。沿道からのたくさんの応援はとても力になり、この中でレースができることは本当にありがたいと毎年思う。
今回は今までのレース結果や現状からトップ15を目標にした。今回も目標は持ちつつ気負わずレースに挑み、15位でフィニッシュ。今シーズン最後のエリートレースは目標達成で終わることができた。
スイム (0:20:30 19位)
750mを2周回のコース。水温は21度だったが気温が14度と低かったため、ウェットスーツ着用可のレースとなり、寒さ対策としてホットバームをたくさん塗った。今回、第1ブイまでは2つの集団に分かれることを想定し、スタート位置を真ん中辺りにして集団の外側を泳ぐ作戦。スタート直後はとにかく高回転でスピードを上げた。
100mほど泳いでからヘッドアップをし、周りの状況を見ながらコース取り。作戦通り外側から攻めて、第1ブイも大きく回った。それによりスムーズに泳げ、第1ブイを過ぎた時には、今までのレースに比べるととても良い位置にいた。私は15位以内でゴールできる、と少し頭に思い浮かべながら、そのまま位置をキープして泳ぎ19位でスイムアップ。前回のアジアカップ村上での経験を活かせたスイムパートだった。
バイク (1:05:12 27位)
5kmを8周回のコース。スタート直後は4人だったが、後ろの集団に追いつかれ、第3集団でバイクを進める。コーナーが多いコースで、スタート前までは雨が降っていたため、地面が濡れていてちょっと怖い…。以前、雨の中のレースでスリップして落車したことがあったから、その時のトラウマが中々消えない。毎回ビクビクしながらのコーナリング。ここで何度も集団から千切れかけ、その度に脚を使っていたので、きつかった。何とかその集団のままバイクを終え、18位でランスタート。
ラン (0:38:30 13位)
2.5kmを4周回のコース。以前から、ランニングに特化したトレーニングジムである「TREAT」に通っている。そこの元実業団ランナーである先生のランニングプログラムをこのレースをターゲットにして2ヵ月程前から準備していたこともあり、自信を持ってスタートした。
脚にあまり力が入らなかったけれど、目標順位を達成できる、と自分に言い聞かせて走った。そして武友選手との抜きつ抜かれつの競い合いでペースをあまり落とすことなく走ることもでき、沿道からの応援もすごく力になった。ゴール200m手前で抜かれてしまうことになったが、目標ラインとしていた15位でフィニッシュすることができた。
目指しているゴールに対してはまだまだな結果だけれど、今までのレースの中では順位、展開など1番良い手応えを感じることができた。昨年から取り組んでいる様々な取り組みが繋がって、段々と実力が発揮できているような気がしている。
そして半年前に亡くなった母にも良い報告ができ、とてもスッキリした気持ちで今シーズンを終えることができた。来シーズンは自信を持ってレースに挑む。