2019.07.29 #INABA

IRONMAN Switzerland レースレポート

10時間57分43秒(スイム:57分44秒、バイク:5時間39分27秒、ラン:4時間13分14秒)

エイジ(25-29):1位 女子総合:18位

2019/07/21IRONMAN  Switzerlandに出場しました!

今回はレースの前の週の月曜日が祝日・海の日ということもあり、思い切って月曜出発。夏休みいただきます!
でも、「優勝してきます!!」と大口を叩いて業務を放り投げてきたので、ちょっぴりドキドキ

目標タイム
スイム:57〜58分(トランジを入れて1時間以内)
バイク:5時間30分以内
ラン:3時間45分
トータル:10時間15分

問題なく展開すれば達成できるペースだから、ペース配分を守って潰れない事を意識したい。過去のリザルトをみると、もちろん出場者によるけどこのタイムなら優勝の可能性があるはず、今年のIRONMAN世界選手権出場の切符を手に入れるために・・・気合い十分!

いつもの遠征より早めに現地入りできたので190kmのバイクコースを試走。IRONMANのレースで試走をしたのはこれが初めて。 コースを知っていることでかなりのアドバンテージになるはず!!!

と、思いきや。
今まで経験した事がないほど登りが多いコースレイアウト。とてもキツイ。キツイったらない。

5月に出たITU世界戦の時も登りが続くコースで、それ以上にきついコースは滅多にないと思って来たのに、早くもベストオブきついレースを更新してしまう予感。

登りできつい思いをするたびにもっとダイエット頑張れば良かったと後悔するのに、今回もお腹周りの余分なお肉ちゃん達をスイスに連れてきてしまったよ。

スタート前の緊張感とコースへの不安感に追加して朝は雨まで降っていたけど、
レーススタート!!

 

スイム 5744秒(エイジ2位・女子総合5位)

チューリッヒ湖で3.8km1周回のコース。水温22.5度の淡水で波もなく泳ぎやすい。雨の影響もあって気温は低いし水温も少し冷たいがウエットを着ているから大丈夫。

先頭からスタートして1つ目のブイまで9割ほどの力で泳ぎ、その間に自分より少し速いペースで抜かれた選手の後ろで流れを利用して泳ぐ作戦だ。
周りの選手は全員大柄な男性ばかりなので後ろに着けば流れるプールみたいになる。
しかし流石ヨーロッパ。エイジ選手のスイムのレベルが高すぎて、あっという間に先頭集団は見えなくなった。

予想より出遅れてしまったように感じたけど、一人旅になる事なく集団の最後尾にいることができた。57分44秒。よし、予定通りのタイムだ。

 

バイク 5時間3927秒(エイジ1位・女子総合8位)

湖畔沿いの平地と丘陵が半々にレイアウトされた87.5㎞を2周回する。獲得標高2100m越えの175km。湖畔沿いを漕ぐ始めの30kmは平地区間。始まってすぐエイジ1位の選手を抜き、トップになった。自分の目標パワーを維持しつつ、かつ12mあけて男性選手の後ろを漕ぐ事で省エネ・スピーディーに進む。

ショートのエリートレースのように真後ろにドラフティングするのは禁止だけど、IRONMANでは12m離れてついていくことは許可されている。たとえ12m離れていても空気抵抗を減らすことができるので、誰かの後ろを走る方が楽に速く漕ぐことができる。
なのでパックと呼ばれる集団になって、選手たちは長い1列に並んで漕ぐ。自分より大柄な選手であればあるほど風よけの効果アップになるから、大柄なヨーロッパ男性がいてくれることは非常にラッキーだ。それに男子選手の中でレースを展開しているだけで女性がいるよ!と応援してくれる人もいるし、男子選手とレースができることはありがたい!!

と、感謝している間に始まった不安の大本命アップダウンは30km過ぎから70km地点くらいまで続く。

たしかに私は登るのが遅いけど、想定通りのタイムで進む事が出来ているから悪くないはず。しかしながら集団に置いて行かれるし、大勢の男子選手に抜かれていく。女子選手がいないかチェックしていたけど、あまりにも多くの選手が抜き去るから見逃しているかもしれない。まだエイジ1位を守れているのかな、と不安になる。

ようやくアップダウンは終わり、再び湖畔沿いの平地に戻る。
そして周回のラスト5km地点にはハートブレイクヒルと呼ばれる名物の坂がある。

勾配がきついけど、ツールドフランスで見るような応援の中を漕ぐ事ができる機会は滅多にないし、本当に応援の盛り上がりが凄くて楽しかった!

ここで、エイジトップにいて2位との差は6分あることが分かった。
このままペースを維持していきたいところだ!

しかし1周回目が終わると脚に疲労を感じた。90km漕げば疲れるのは当たり前だけど、前半の登りで頑張りすぎてしまったかもしれない。案の定、2周目の最後は全くパワーも出せないほど疲れてしまった。しかもバイク中だけで何百人にもの男子選手に抜かれるもんだから気持ちも疲れてきた。2回目のハートブレイクヒルは登り切るだけで精一杯。本当にハートがブレイクしちゃった。

予想以上にバイクに時間をかけてしまったけどエイジ2位との女子選手との差は15分と聞く。私もヘトヘトだけど、みんなも疲れているようだ。

トランジはいつもより落ち着いて行った。15分のビハインドがあれば、すぐには追いつかれないからここで焦る必要はない。それよりはランに向けて一呼吸置きたいと思った。

 

ラン 4時間1314

10.7㎞を4周回するフラットなコース。チューリッヒの中心市街地を走る!
ランの目標タイムは1km520ペースで走れば達成できる。いつもであれば頑張るペースではないから大丈夫、と言い聞かせてランスタート。

始めの10kmは応援に励まされて走っていたけど、2位の選手に8分も詰められてしまった。まずいのは分かるけど、私のペースはどんどん落ちて、1km6’00ペースになる。まだ30kmあるのに絶望的なペースだ。驚くほど全く脚が残ってない。

3周目に入る頃にはペースも順位も分からないほど瀕死状態だったけど、とにかく早く終わらせる為に歩かずに進む。今日は今までの人生で一番辛い日に認定だ。仕事中もしょっちゅう認定してる気がするけど、今日こそ本物。情けないけど、まだまだコナで戦う器ではない事を痛感。

上司に優勝出来なかった言い訳を考え始めてしまった頃、残り10kmでまだトップにいて、2位はすぐ後ろにいると分かった。まだコナに行ける可能性が残っている!!と分かると、目が覚めたような気持ちになって、少しペースを整えてフィニッシュまで駆け抜けることができた。

目標タイムより30分以上も大幅にオーバーしてしまったけど、なんとかエイジ優勝!

後から知った事だけど、31km地点で2位の選手と11秒差。でも直後に相手の選手が大失速して35km地点では9分差に広がっていた。危ない危ない

 

今回の優勝&コナ獲得は幸運が舞い込んだだけで、実力とは言い難いからあまりハッピーではないけど、初めてのIRONMAN世界選手権出場が決まって安心した。

正直、優勝の喜びよりも目標までの長い道のりを認識して、身が引き締まる思いの方が強い。
実際に身ももっと引き締めて挑まなくては

とは言うものの、IRONMANのゴール後はパーティなどたくさんご飯が出る。何を食べても許されるゴールデンタイムを楽しみました

 

ひとまず早く疲れを取って、今回の反省点だらけなレースを踏まえて再びトレーニングを始めたい。今年の10/13に開催されるコナまでの限られた時間の中で、今ある力を出し切れるようなレースにすることが目標。とっても楽しみだ!

たくさんのご声援ありがとうございました。
レース速報をネットで見ながら応援して下さっていた方もいて、本当に嬉しかったです。

これからも応援よろしくお願いします!

back